0019/08/07

山椒魚主催 YKK㈱黒部事業所見学会と議事録


 7月5日に開催されました山椒魚主催のYKK見学の報告です!
 参加者約20名(学生含む)が13時にホテルアクア黒部に集合し,出発です.の予定でしたが,1名,関東からの参加者がなぜか黒部駅を通り過ぎ向こうの駅から戻ってきたとかで遅刻.というハプニングもありましたが,無事にホテルを出発.この見学会ツアーは本来,黒部の市内観光とYKK見学とが一緒になっているものなのですが,今回はYKKのみをじっくり見学するというプランにアレンジして頂きました.
 YKKに到着するとまず,自衛隊や被災時に使われるファスナーで簡単に繋げられるエマージャンシーエアーテント?を体験しました.これはエアボートのように空気を送り込んだテントを自由自在につなぎ合わせ,被災時の対策本部や救護用施設として使える便利なものでした.意外と明るく,またそんなに暑くないのが印象的でした.
http://www.ykk.co.jp/japanese/ykk/here/0404_emergency.html

 次がいよいよ施設見学です.きちんとYKKを紹介する展示施設があり,説明員の方が付いてくれて見学開始です(この説明員方が面白かった!).まずはファスナーの歴史と種類です.ファスナーはアメリカ生まれで,太りすぎてお腹の出てきた中年が,前かがみになってブーツの靴ひもを結べなくなってきたために,どうにか靴ひもの代わりはないものかと考え出したのが始まりとのことでした.それが日本に伝わり,YKKの創業者である吉田忠雄氏により大量生産を可能にし,今や世界中のファスナーはYKK製となるまでになったとのことです.メタボリックも世の中の役に立ちます!
 またファスナーの種類も実はいくつもあり,ブランドもののファスナーはほぼYKK製といった感じです.洋服の絵柄に合わせてファスナーにもプリントして納品しているとは,日本人の器用さが際立ちます!また防水性のファスナーもあり,これは布切れなどをファスナーを閉じるときに一緒に挟み込んで密封性を良くし,牛乳の搬送袋などに利用されているとのことでした.意外なところでは,橋やトンネルの排水溝の一部にこれを利用し,ごみが溜まったときにファスナーをはずし,ごみの除去を容易にしているとのことです.ファスナーに布を挟むなんて,日ごろの生活の中では「まいったな~!」っていう部類の仕業ですが,それを逆に利用しているようで,さすがです.
http://www.ykk.co.jp/japanese/ykk/here/0504_tunnel.html

http://www.ykk.co.jp/japanese/ykk/here/index.html

ということで,少々長くなりました.YKKの詳細な報告はホテルで遅刻ぎりぎりだった方が,学会誌に載せてくれるとのことでしたので,それをご覧いただければと思います.

 また,懇親会への移動中,ならびに懇親会にて,今後の山椒魚の活動について話し合いました.直近としては,9月のABTECでの活性化フォーラムでの山椒魚からの質問・意見コーナーへの参戦です.これはすでに委員長・副委員長からこのブログにアナウンスがありました.
また,学会誌に1~2ページ分の記事を書いてみてはいかがかと言う意見が出されました.内容としては,セミナーや展示会などの報告を載せてみてはいかがかというものです.これならそんなに負荷にならないかとは思いますが,あまり若手に特化したものではないのではないかとの意見も出されました.残念ながら結論は出ておりませんが,これもABTECでの審議事項になろうかと思います.

 甚だ簡単ではありますが,以上を報告とさせて頂きます.これからもがんばっていきましょう!
(今度は,写真をうまく入れられました,笑!)

1 件のコメント:

委員長 さんのコメント...

一度,黒部駅を通り過ぎた「あなた!」新幹線と在来線特急の乗り継ぎでは,最初の1回のみ特急料金が半額になります.そのため,駅員さんは,直江津で「北越」に乗り換えると,乗り換えた「北越」の特急料金が通常価格になるため,安くなる「はくたか」のみのルートを奨めたと思われます.「北陸フリーきっぷ」を使えば,特急の乗り換えが自在なので,「はくたか」から「北越」に乗り換えて,ちょうど良い時間に黒部駅に到着できます.せっかく事前に情報を流したのに...