0019/09/16

ABTEC活性化フォーラムに参加

9月のABTECにて活性化フォーラムがあり,山椒魚メンバーもこれに参加しました.
会長のご講演後,参加者との意見交換会があり,山椒魚からも多くの意見が出されましたので,その様子を掲載します.



17:25 開会挨拶 諏訪部先生乾杯
17:30 田牧会長
「50年の歴史を50年後の未来につなげよう」と題してご講演.


ご講演内容
30才代会員数が少ない
正会員を増やせば学生会員も増えてくる
他学会に比べ賛助会員数,会費が多い
セッション数を増やせばABTECの論文数も増える

現状分析と今後の課題
1.賛助会員会の一層の活性化
2.学生会員,30代正会員の増加
3.国際化による海外会員の増加
4.公益法人としての健全な財務維持
5.公益法人としての事業の拡大
6.砥粒加工技術の充実
7.先端加工技術への展開

「何かほしいな,何か楽しいことないかな」と思って学会に来れるようにする.

学会発展のための戦略Ⅰ
1.賛助会員と正会員の交流促進(ABTECでの同時企画)
2.砥粒に軸足をおいた先端加工への展開
3.会員対象の拡大とグローバル化

学会発展のための戦略Ⅱ
1.公益法人として貢献
2.砥粒加工(先端加工)技術の啓発(砥粒の日を作り,砥石にお線香を上げる)
3.学生会員の増加

学会発展のための戦略Ⅲ
1.学会活動のグローバル化
2.英文による研究成果の発信(ICATの活用,投稿料無料)


18:05 意見交換

テーマ1:砥粒加工学会の今後

Q1:日本の生産加工分野の発展に対して,砥粒加工学会の位置づけ
A1:企業と大学とのコラボレーション.ものづくりの些細なトラブルから,大きな問題まで対応できる.
お互い中小企業なので助け合っていこう!

Q2:生産分野以外の分野との融合の取り組み
A1:この学会には計測,加工がある.すべての周辺技術が視野にある.
日本だけではなく,世界の横断化を考えている.

Q3:会員数を増やすためには?
A3: ネットワークの検索エンジンに学会のHPが引っかかるようにしたい,
製品などのお試しコーナーをつくる.

Q4:メーカーへの大学からの引き合い,日本の学会からの引き合いが少ない.アプローチをいただきたい.
A4:砥石を使った研究があれば協力したい.日本人は外国人に弱い.国際化を広げればアプローチにつながる.
逆に,強引に大学に進めてみても良いのではないか.


テーマ2:山椒魚からの意見

Q1:山椒魚に対する期待,希望,要求.
A前会長:難しいことは言わず,予算も含めて好きなように!
A現会長:飲むときには,山椒魚に入っていない人を2~3人誘って飲めば良い!
お互いのアイデンティティを探り合う!入っていない人を飲み会に誘う!
A:ABTECなどで若手のプレゼンに対して章を与える活動をしてみてはいかがか.
A:院生に先生が言っても聞かないから,学会でなんとかしてほしいと田牧会長が言っている.

Q2:私は現場育ちである.メーカーや企業に現場で機械を動かす人がいる.現場にいる人が入れる学会にしてほしい.研削加工を教える適した参考書がない.学会で作成していただけないか.
A2:グラインディングアカデミーを開催する予定なので,現場の人たちにはぜひ参加していただきたい.

Q3:砥石に適した工作物などの情報が少ない.

以上

1 件のコメント:

委員長 さんのコメント...

詳細報告ありがとうございます。
当日参加できませんでしたが、様子が伝わってきます。砥粒加工学会ならではの、アットホームな雰囲気で、山椒魚も楽しく集えば、それだけでも十分な価値のある時間をみなで共有できると思います。最初は草の根運動からのスタートは当たり前、とにかく、すこしづつでも活動を続けていきましょう。継続することが大事ですよね。